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知覚の扉
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豊田美術館に家族4人で行ってきた。
 「知覚の扉」という企画で、現代美術の作品をただ見るだけでなく、作品の中に入ったりして体感できるという展示だった。

 入場料も大人300円と安かった所を見ると、大きな展示会の間を埋めるつなぎの企画のようだったが、世界的に有名な作家の作品がオムニバス的に並べてあった。

 子供達は面白い形のものに単純に喜んで、作品周りを飛んだり跳ねたりしている。
作品と距離を置いて眺めている自分より、そっちの方が本当の作品の楽しみ方なのだろうななんてのん気に思っていたら、油断した隙を突いて息子が世界的に有名な作家の作品に体当たりをしにいった。
 係りの人が顔色を変えて駆け寄ってきたが、作品には何事もなかった。
係りの人の目がら逃れるように、息子の手をしっかり握って早々にその展示室から退散した。

 体感するために作品の中に入っても良いけれど、触ってはいけないなんて保育園の息子に解るはずもないなと思ったが、それとは逆に大人の自分は、作品には触ってはいけないとか、これは有名な作家の作品であるとかの余計な知識に縛られて、子供のような素直な目で作品を見ることはできないのだとも思った。
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by gadget-pottery | 2010-03-21 16:08 | 日々
工房一星
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 団欒メンバーの工房訪問第2弾として、ガラス作家一星さんの工房を訪ねた。

 名鉄瀬戸駅前の通りを、名古屋方面に少し行って南側へ線路を渡るとガラス工房一星がある。
古い2階建ての一軒家で、一階がギャラリーになっている。

 団欒の仲間が集まると子供連れの家族が多い事もあって結構大所帯になるのだが、今回も子供を含めて10人でおしかけた。

 ギャラリーの裏に周ると一星さんの工房があって、一星さんことガラス作家の山田奈緒子さんが作業着姿で迎えてくれた。
 奈緒子さんが自分で作ったという窯にはもう火が入っていてレンガの隙間から溶けたガラスのオレンジ色の光が洩れて見えた。
一人一人手取り足取り教えてもらって皆吹きガラスを体験させてもらった。

 陶器もガラスも窯を使うし、材料も共通のモノもあるので、なんとなく似たもの同士のようなイメージを持っていたのだが、実際にやってみると制作過程のスピード感がまるで違う。

 考えてみれば、陶器は水を含んだ土を扱うのに対して、ガラスは1200度に燃えているガラスを成形するのだ、もたもたしているとたちまちガラスは冷えて固まってしまう。器の形にするには瞬間的な判断が必要だ。
 だからガラス制作の現場はスポーツをやっているように派手でダイナミックだ。以前から遠目でガラスを作っている所を見てカッコイイな、やってみたいなと思っていた。
 
 奈緒子さんはバトンのように溶けて光ったガラスを先に付けた金属のパイプをクルクル回す。そういえば、奈緒子さん自身、普段もなんとなくスポーツ選手のような雰囲気を持っている。

 以前は陶器を作る人達ばかりと付き合っていたので、気づかなかったのだが、他の素材を扱う人たちと知り合うようになって、素材の持つ特徴とそれを扱う作家の性格にどこか一致していると思った。
 例えば木工の木と木がピッタリと組み合わされる計算された正確さは、木工作家のマサチロ夫妻の雰囲気と一致するし、ガラスが成形される過程のスピード感と奈緒子さんのどこか潔い雰囲気は通じるような気がする。
 陶器を作る人たちも、いったん窯に入れてしまうと後は炎しだいというのを受け入れなければならないせいか、許容範囲の広さというか良い意味でのユルさを皆共通して持っているような気がする。

 そういう性格だから、その素材を選んだのか、その素材を扱っているから、そういう性格になったのだろうか?

 ガラス体験の後に、ギャラリーを見せてもらった。
奈緒子さんのガラスの器と、旦那さんでステンドグラス作家の山田祐紀さんの作品も展示してあって温かくてとても良い雰囲気だった。 

 しかし、ガラスのギャラリーの中で子供達が走り回り始めたのでヒヤヒヤしどうしだった。
 
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by gadget-pottery | 2010-03-16 23:44 | 日々
岩村女城主
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 家から車で40分ほど東に岩村という所があって、岩村城跡と古い街並みが残っている。
そこに「女城主」という銘柄で有名な酒蔵があり、今の時期新酒の試飲会をしている。

 岩村には友人のマサチロ雑貨店の夫婦が住んでいるので、今回はモノ作りの仲間で作っている団欒団のメンバーでゾロゾロとマサチロ雑貨店の工房見学と酒蔵見学にお邪魔した。

 マサチロさんの家で持ち寄ったお昼を食べた後、酒蔵へ。
あいにくの雨だったが、古い商店街の店先には雛人形が飾られていて、古い建物とともに赴きがある。
 女城主の酒蔵の通りに面した間口はそんなに広くはないが、奥へ奥へと続いていて、倉のある中庭を通り過ぎると試飲会場があった。
 雨にも関わらずたくさんのお客さんが酒樽の周りで談笑している。100円でお猪口を買うと後は呑み放題というシステムだ。
 僕は酒がぜんぜん飲めないので、さらに奥の酒造所を見学した。
 
その後子供達をつれて駄菓子屋へ行って、それぞれ200円づつお菓子を買う。

それからマサチロ雑貨店の工房見学。木工の工房にはたくさんの道具や機械がとてもきれいに並べられていて、それを眺めているだけで楽しかった。

どこか懐かしい感じのする一日だった。
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by gadget-pottery | 2010-03-08 22:31 | 日々