turning point
 
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 初めて土を触ってからちょうと今年で10年目で、なんとなく転換期に来ているような気がする。

 陶芸の訓練校を卒業した当時は、特に師匠にも陶芸の団体にも所属していなかったため、陶器市やグループ展に参加してお客さんの批判の目に晒される事で腕を磨こうとしてきた。

 しかし、路上のテントの下に作品を並べたり、陶芸仲間とグループ展をするのがお祭り気分で楽しかったのはもう昔の話で、今ではかつての気持ちの盛り上がりも無く惰性で出店しているような気がする。

 なにより、テントの下で直射日光に晒され、あるいは雨ざらしになりながら積み上げられた自分の作品はどうにも侘しげで、ギャラリーの間接照明で間隔を広く開けた配置に並べれば格段に良く見えるのは個展のときの経験で知っているだけに、露店で店番をしている事に違和感を覚えるようになった。

 というわけで、行商的な売り方は今度のゴールデンウィークの美濃焼き祭りで卒業して、ギャラリー中心の活動に移していきたいというのが、今のところ進もうとしているコースだ。


 ここ数年もう一つ挑戦しているのがオブジェでの公募展出品で、正式な美術の教育を受けていない僕は、実戦で鍛えられるようにと陶芸展に挑戦してはいるが、残念ながら今のところ4連敗中である。
 しかし、公募展というのは、どれだけ変なモノを作れるかという知恵比べ合戦のようで、参加していること自体は楽しい。
 行商では味わえなくなった高揚感をここでは感じる事ができるので、今の僕の居場所はここなのかもしれない。

 あいにくオブジェは器に比べてさらに収入に結びつきにくく、あまり重心を置くことはできないが、ずっとずっと先に <オブジェ→現代美術> という道を見ていて、将来憧れの現代美術の世界に行ける事をひそかに目論んでいることはいるのだった。

 ここに書いてしまったのではもう「ひそかに」ではなくなってしまったが・・・
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# by gadget-pottery | 2008-04-12 00:38 | 陶芸
ホームページとblogはじめました。
 
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 ネットの力を過信するわけではないけれど、家に居ながらにしていろんな人と接触できるというのは使える機能だ。

 特に田舎に住んで陶器なんかを作っていると、椅子に座ってキーボードを叩いているだけで自分の作品を誰かに見せることができるのなら、それを利用しない手はない。
というわけで、自分のホームページを作ってみた。

 実はホームページを作ろうと思い始めたのは数年も前で、作るためのソフトウェアやその解説書を手に入れて作りかけてはいたのだが、途中で挫折していた。
最近ホームページの有無を尋ねられることが良くあり、さすがにそろそろ作らなくてはと解説書をもう一度引っ張り出して読み始めた。

 読み始めたのは良いが、解説書は専門用語だらけ。
「cssスタイル?セレクタタイプ?IDおよび擬似セレクタ???」
なんのことだかさっぱりわからない。

 調べ調べ読み進めようとしても、例えば、「タグスタイルとは・・・」で調べても、
『htmlファイルで使われている特定のタグにスタイル属性をcssによって再定義するスタイルです。』
本気で説明する気があるのか、その『タグ』と『スタイル』がわからないから調べているのじゃないか!と一人怒りながら、しょうがないのでわからないまま解説書を読む。

 わからないところを繰り返し読んでいるうちに、理解しないまでも専門用語に慣れてはくる、
そうすると、頭の中を『Divタグ』やら『クラススタイル』やら『プロパティインスペクタ』やらという単語がグルグル回りはじめて、なにやらデジタルでサイバーな感じになり気持ち良くなってきた。
トランスでも聴いて飛んでしまいましょうか、というような気持ちになった頃には、なんとなく意味がわかってくる。

 工房でろくろなんか挽いているときに、うまくいかないながらも土をいじっているうちに、何故かわからないけどできてたなんて事があるが、それに似たような感覚だ。
理屈を考えるより、ハイになるまで反復するというのは、慣れない事をするときのコツかもしれない。

 blogに書くような事はそんなにはないと思っていたが、書き始めると結構長い文章になってしまった。
とはいえ始めたからには長く続けたい。一週間に一度くらいは更新したい。
最初からとばすと息切れするので、今回はこのくらいにしておこう。
字ばかりズラズラ並んでいても殺風景なので写真を一枚飾っておいた。

 上の写真は家の庭先に咲いた梅と洗濯物。
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# by gadget-pottery | 2008-03-30 01:18 | 日々