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知覚の扉
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豊田美術館に家族4人で行ってきた。
 「知覚の扉」という企画で、現代美術の作品をただ見るだけでなく、作品の中に入ったりして体感できるという展示だった。

 入場料も大人300円と安かった所を見ると、大きな展示会の間を埋めるつなぎの企画のようだったが、世界的に有名な作家の作品がオムニバス的に並べてあった。

 子供達は面白い形のものに単純に喜んで、作品周りを飛んだり跳ねたりしている。
作品と距離を置いて眺めている自分より、そっちの方が本当の作品の楽しみ方なのだろうななんてのん気に思っていたら、油断した隙を突いて息子が世界的に有名な作家の作品に体当たりをしにいった。
 係りの人が顔色を変えて駆け寄ってきたが、作品には何事もなかった。
係りの人の目がら逃れるように、息子の手をしっかり握って早々にその展示室から退散した。

 体感するために作品の中に入っても良いけれど、触ってはいけないなんて保育園の息子に解るはずもないなと思ったが、それとは逆に大人の自分は、作品には触ってはいけないとか、これは有名な作家の作品であるとかの余計な知識に縛られて、子供のような素直な目で作品を見ることはできないのだとも思った。
by gadget-pottery | 2010-03-21 16:08 | 日々
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